無線マウスがときどき動かない

無線接続のマウスが、完全にではなく、ときどき、動かないとか、反応が悪くなる不具合の解決方法について解説します。

有力な原因の一つとして、USB3の動作時に発生する電磁波がマウスが使用している電磁波に干渉するというのが挙げられます。時々動かなくなるのは、USB3の機器が動作しているときのみに発生するトラブルだからです。例えば、ユーザがUSB3対応のUSBメモリを持っているとして、必要なときしかパソコンに接続していないでしょうし、接続しっぱなしであっても常に読み書きが続くことなどまれでしょう。このために、ユーザからは、ときどき無線マウスの調子が悪いが原因がよくわからない、とか、パソコンの処理が忙しいせいでたまたまマウスが遅いだけで問題があるわけではないように見えてしまいます。

対策としては、USB3で接続されている機器と無線マウスのレシーバの距離をとることです。USB3機器と無線マウスレシーバを同じUSBハブに接続しているときでも、使用するポートを離してやるだけでも大きく改善する場合があります。それが難しいなら、USBを延長するケール部などを使用するのも良いでしょう。

HDMI接続で解像度や画質が低下する

HDMIでパソコンとディスプレイやテレビを接続すると解像度が低下したり、画質が低下したりする場合があります。具体的には、PCとディスプレイの接続において、HDMI以外の接続方法では使える解像度が、HDMIでは使えなかったり、解像度を妥協して接続しても画質が悪くなるといった現象が起こります。これは、ディスプレイの設定により解消できる場合があります。ディスプレイで、HDMIの入力に切り替えるのはもちろん必要ですが、さらにHDMI自体の設定が必要な場合があります。ディスプレイのマニュアルをWebなどから確認してみると良いでしょう。機種により異なるでしょうが、例えばEIZOの一部機種では、HDMIの設定を「PC」にするとPCとHDMIで接続した場合の表示が劇的に改善します。

VGA、DVI、ビデオの接続などでは、入力切り替え以外のディスプレイ側の設定というのはあまりないので、ついつい見落としてしまうポイントです。