microSDカードアダプタは要注意

ITの世界では、小が大を兼ねたり取って代わることは常です。SDカードの世界もそのような気配があり、スマートフォンや軽量ノートPCの普及などで、安価で高性能な通常サイズのSDカードではなく、多少高価でもmicroSDカードを選んだほうが、使える機器が広がる場合も増えてきました。しかしながら、小さい機器を優先してmicroSDカードを選び、大きな機器にはmicroSDカードアダプタを使えば問題ないと思っていると、足元をすくわれます。

まず、マイクロSDカードアダプタは壊れやすいという大きな問題があります。多くのマイクロSDカードアダプタは表と裏の部品を貼り合わせた構造をしており、マイクロSDカードを入れているだけで押し広げられ弱ってきます。使用頻度が高いと意外に早く故障します。前触れとしては、書き込み保護スイッチがゆるくなりますが、こうなったら、すぐに次のものを用意しましょう。また、マイクロSDカードアダプタの規格のレベルが低いと、使用しているマイクロSDカード本来の性能を発揮できない場合があります。また、当然、電気的な接点が増えるので性能低下が起こっても不思議ではありません。

このように、マイクロSDカードアダプタの使用はあまり良くないので、使用環境をよく吟味してマイクロSDカードにするか普通サイズのSDカードにするかを決めましょう。特に必要ないが手元のスマートフォンに使ったら面白いかもしれないとか、将来的にいつかマイクロSDカードの機材が来るかもしれないような気がするとか、必要性が基本的にはなかったり、必要になる可能性があいまいなら、通常サイズのSDカードにしておく方が、価格面でも性能面でも安心です。

PCのファンがうるさいとき

パソコンが操作されずアイドル状態になったときなどに、ファンが異常に回転し続け、うるさい状態が止まらない場合があります。ハードの故障も考えられますが、ソフトウェア的な問題の可能性もあり、以下のような操作により解決する場合があります。

  • セキュリティソフトでスキャンをかける。
  • OS、アプリケーションソフト、ドライバソフトを一通り最新にする。

パソコンをソフトウェア的に破損させたり、計算能力を不正に盗用したりするマルウェアにより負荷が上がるとファンが回転する場合があります。また、OSやアプリケーションソフトなどの不良のためにファンが回転する場合もあります。普段はあまり意識されないドライバソフトでもこのようなことの原因になることがあります。マウスドライバの不具合で、パソコンを使用していないときに、負荷が極端に上がるという事例もありました。