中型タブレットPC - パソコンの種類

板状でキーボードはなく、タッチ対応の画面が片面を覆っているPCです。重さは800gから1kg、画面は10型から13型くらいなので、手に持つよりも置いて使うのが普通です。

長所としては、

  • 多少は安価である。
  • キーボードがなく軽量である。
  • 閲覧用として使いやすい。
  • 高精度なペンタブレット機能を持つものが多い。

などが挙げられます。キーボードもない単純な一枚板の構造なので、安価になりやすく軽量です。入力装置であるキーボードやトラックパッドがなく邪魔にならないため、閲覧用として便利です。高精度なペンタブレット機能を持ち、ペンタブレット用のペンが標準装備の機種も珍しくありません。

短所としては、

  • Windowsではあまり使いやすくない。
  • 文字入力が非常にやりにくい。
  • 立てるためのカバーなどが必要な場合がある。

などが挙げられます。Windowsにおいて、タッチ操作は、キーボードやマウスと比べると歴史が浅いこともあり、タッチでの使い勝手はあまり良くはありません。大量の文字の入力にはキーボードが必須です。確かにスクリーンキーボードを表示すれば文字入力ができることになっていますが、手探りでキーの位置がわからないこと、入力の合間に指を浮かせる必要があること、スクリーンキーボードが画面の半分近くを占有することなどにより、大量の文字入力には使えません。

机にそのまま置くと見えにくい場合も多く、机に置くときには見やすい角度で立てる必要があり、立てるためのカバーや台などが必要になります。また、立てるためのキックスタンドと呼ばれる機構を付与したSurfaceのような製品もありますが、それらについては、こちらで説明します。