中型モバイル2in1PC - パソコンの種類

1.4kg以下900g以上の持ち運びやすいノートPCで、何らかの方法でタブレットPCを実現することができる製品です。画面サイズは、10から13型くらいで、性能は中くらいの性能以下がほとんどです。一般的なカテゴリではありませんが、超軽量2in1PCと確実に区別するために、用意したカテゴリです。画面サイズは、10型から13型くらいで、性能は最低限から高性能まで多彩です。かつては日本製の独壇場でしたが、アメリカ企業や韓国企業、中国企業も参入してきており、現在、最も競争の激しいカテゴリです。有名な機種としては、キーボードと脱着機構を持ったパナソニックのLet’s note XZ、ディスプレイ部分がひっくり返る機構を持ったVAIO Zのフリップモデルなどが挙げられます。

長所としては、

  • 持ち運びやすい。
  • 性能、機能がそこそこ充実している。
  • デザインにこだわった製品が多い。
  • タブレットとしても使用できる。

などが挙げられます。超軽量ノートPCには及びませんが、持ち運びやすいですが、毎日のように持ち運ぶなら、できれば1.2kg以下が良いでしょう。最近では、性能、機能も非常に向上しており、高性能な機種を選べばビデオ編集や3Dゲームにも使用することができます。

また、最近の注目カテゴリで、比較的高価な製品が多いこともあり、デザインが優れた製品も珍しくありません。デザインで定評のあるVAIO Zシリーズや、カラーバリエーションが豊富なLet’s note XZなどがあります。

短所としては、

  • 特に高価なものが多い。
  • 画面が小さい。
  • 非常に本格的な用途では足りない場合がある。
  • インタフェースにアダプタが必要な機種が多い。
  • 脱着式ではない機種はタブレットとして重すぎる。

安価な製品も増えてきましたが、日本製を選んだり、性能、機能、デザインで欲張ると、高価なものになってしまいます。本格的に使用すると真っ先に画面サイズに不満が出てきます。動画の編集では、複数の動画や音声のタイムライン、様々な設定のための様々な操作パネル、動画のプレビュー表示など、非常に多くの要素が表示され、大きな画面が必要となります。また、大規模な文書作成では、大画面で文書を一覧できると効率的な場合もあります。近年低価格化が進んでいる大型ディスプレイを購入して接続するのは効果的な解決法です。

高性能な機種を選んでも、非常に本格的な3Dゲームや3D映像作成をやろうとすると、さすがに性能も機能も画面サイズも足りません。その場合には、本格的なクリエイティブ用途のための大型デスクトップPCが必要となります。3D映像処理のための部品であるGPUカードは、非常に高性能なものになると、モバイルノートPCのサイズの半分以上あります。モバイルノートPCだけで全てを何とかするのは難しいことがわかるでしょう。また、安価な中型モバイルノートPCだと、基本的に性能面で足りない場合も多いので、唯一のPCとすることは注意が必要です。

アダプタがないとUSB、VGA、HDMIなどが使えない、薄さのを優先した機種も多くなっています。発表や会議など状況によっては、アダプタを忘れてしまうと、PC本体を忘れたのと変わらないくらい危機的になる場合もあります。重要なインタフェースを標準装備している機種を選んだり、アダプタを追加購入したり、対策をしておくと良いでしょう。

形態的にはタブレットを実現できますが、脱着式ではない変形式の機種では重すぎて一般的なタブレットのような使い方は困難でしょう。

超軽量2in1PC - パソコンの種類

800g以下の非常に気軽に持ち歩けるノートPCで、何らかの方法でタブレットPCを実現することができる製品です。パナソニックのLet’s note RZなどに代表される画面が360°折れ曲がるタイプや、キーボード部分を分離するタイプなどがあります。画面サイズは、10から13型くらいで、性能は中くらいの性能以下がほとんどです。長所も短所も中型モバイル2in1PCと基本には同じですが、軽さとそれによる性能の制約がより進んだものになります。長所としては、

  • 非常に軽量で持ち歩ける。
  • 性能、機能がそこそこ優れたものもある。
  • タブレットとしても使用できる。

などが挙げられます。非常に軽く、持ち歩くのも容易で、それなりに荷物の入った鞄に入れる場合だと、PCを入れていることを忘れてしまうほどです。一見小さく用途も限られそうですが、性能、機能は、高価なものを選べばそこそこのものが選べます。タブレットを実現する機能により、キーボードが邪魔になる様な用途でも有効に使用できます。

短所としては、

  • 特に高価なものが多い。
  • 画面が小さい。
  • 性能、機能が最高でも中くらい。
  • インタフェースにアダプタが必要な機種が多い。
  • 唯一のPCとしては足りない。

などが挙げられます。タブレットのための変形機構や分離機構を持たせながら、軽量化のための技術的限界を追求した製品になるので、かなり高価なものになります。重量の制約が、性能、機能、画面サイズ、内蔵インタフェースの数に対して、中型モバイル2in1PCよりもより強く影響します。画面サイズは日頃の使い勝手に強く影響するので、機種選択では注意が必要です。

アダプタがないとUSB、VGA、HDMIなどが使えないような薄さのを優先した機種も多くなっています。発表や会議など状況によっては、アダプタを忘れてしまうと、PC本体を忘れたのと変わらないくらい危機的になる場合もあります。重要なインタフェースを標準装備している機種を選んだり、アダプタを追加購入したり、対策をしておくと良いでしょう。

さすがにこれほどの軽量になると、PC全体では中程度の性能が限界です。また、CPU名称で性能を判断する場合には注意が必要です。例えば、同じCore i7であったとしても、新旧だけでなく、モバイルノートPC用とか中型ノートPC用のような違いによって性能が変化します。このようなこともあり、唯一所有するPCとする場合には注意が必要です。基本はビジネス用途で、最高でもクリエイティブ用途の入り口程度という割り切りが必要です。画面の小ささは、拠点で使用する場合に関しては、近年は価格が下がっている大型ディスプレイを用意するのも非常に有効です。