無線マウスがときどき動かない

無線接続のマウスが、完全にではなく、ときどき、動かないとか、反応が悪くなる不具合の解決方法について解説します。

有力な原因の一つとして、USB3の動作時に発生する電磁波がマウスが使用している電磁波に干渉するというのが挙げられます。時々動かなくなるのは、USB3の機器が動作しているときのみに発生するトラブルだからです。例えば、ユーザがUSB3対応のUSBメモリを持っているとして、必要なときしかパソコンに接続していないでしょうし、接続しっぱなしであっても常に読み書きが続くことなどまれでしょう。このために、ユーザからは、ときどき無線マウスの調子が悪いが原因がよくわからない、とか、パソコンの処理が忙しいせいでたまたまマウスが遅いだけで問題があるわけではないように見えてしまいます。

対策としては、USB3で接続されている機器と無線マウスのレシーバの距離をとることです。USB3機器と無線マウスレシーバを同じUSBハブに接続しているときでも、使用するポートを離してやるだけでも大きく改善する場合があります。それが難しいなら、USBを延長するケール部などを使用するのも良いでしょう。

USB3.0モバイルHDDの接続が勝手に切れる

モバイルハードディスクもUSB3.0の製品が普及しつつありますが、接続して読み書きをしていると突然切れてしまうようなことがあります。USB2.0のモバイルHDDでも同様の現象は起こりますが、USB3.0のHDDの方がこの異常停止の頻度は高いようです。対処法としては以下のような方法があります。

  • 充電に強いUSB端子に接続する。
  • 電力ケーブルを接続する。
  • USB2.0のケーブルを使用する。

モバイルHDDが突然切れる理由として、USBケーブルの電力不足が考えられます。モバイルHDDの接続に、PCの充電用のUSB端子を使用すると、状況が改善する場合があります。通常のUSB端子より電力供給に関して、より良い設計が行われているためと思われます。もちろん、充電用のUSBが特にない場合には使えない方法となります。また、モバイルHDDに電力供給用のケーブルが同封されていることがありますので、それを活用するのが手堅い解決法右方です。ACアダプタの場合もあれば、別のUSB端子から電力だけ融通してもらうUSBケーブルの場合もあります。

USB2.0のケーブルを使用してパソコンと接続する方法もあります。もちろん、USB3.0モバイルHDDの性能を犠牲にすることになりますが、動作の安定性が格段に向上する場合があります。