写真の編集 - パソコンの用途

基本的には「一般的なPC用途」と同じで、軽くやるだけなら、それで良いでしょう。本格的にやりたい場合には、それに合った機種や、大画面や外付けストレージなどが必要になります。

編集する写真と、写真編集ソフトの細やかな操作パネルの両方が見やすくないといけませんので、できれば20型以上、最低でも13型ディスプレイがあると良いでしょう。もし、非常に本格的に作品作りをやるなら、色再現性に優れた高価なディスプレイが必要になるかもしれません。また、撮影した大量の写真データを保管する必要があるので、2TB以上のストレージが必要になってきます。ただし、ストレージは追加が容易なので、あまり最初から気にする必要はありません。

写真編集ソフトも重要です。GIMPのようなフリーのものから、Adobe Photoshop ElementsやCorelのPaintShop Proのような1万円前後の比較的安価な入門ソフト、Adobe Photoshop CCのような高価なプロ用ソフトまで色々あります。この分野のデファクトスタンダードはPhotoshop系のソフトとなっています。

写真は写真でも、デジタルカメラで撮影した写真ではなく、銀塩カメラで撮影した写真を扱うなら、写真をデジタルデータとして取り込むスキャナと呼ばれる装置が必要になります。非常に本格的に取り込むなら、特殊な機材ではありますが、フィルムからデジタル化を行うフィルムスキャナという選択肢もあります。

一体型PC - パソコンの種類

15型から30型のディスプレイを内蔵したデスクトップPCです。重量は5kgから10kgで、持ち運ぶものではありませんし、建物や部屋の中を頻繁に移動させるものでもありません。性能は中くらいの性能から高性能までありますが、拡張性はほとんどありません。有名な機種としては、アップルのiMacなどが挙げられます。

長所としては、

  • 安価である。
  • 必要なものが一通り揃う。
  • 性能は中くらいからかなりの高性能まである。

などが挙げられます。デスクトップPCなのでバッテリー駆動や小型軽量化のためのコストが不要な上に、ディスプレイをセット買いするような状況になるので、比較的安価でコストパフォーマンスが高めです。他の種類のデスクトップのようにディスプレイなどを別に購入する必要がなく、ノートPCと同じように必須なものが一通り揃います。電力やサイズに余裕があるため、CPUや、画像表示に重要な役割を果たすGPUに高性能なものを搭載した機種もあります。

短所としては、

  • ディスプレイやキーボードなどを選べない。
  • 移動させるのが難しい。
  • 拡張性が高くない。

などが挙げられます。長所の「必要なものが一通り揃う。」というのは、用途によっては、ディスプレイやキーボードなどを選べない、または、無駄になるという短所になります。デスクトップなので当然、移動させにくくなっています。例外的に、バッテリーを搭載し、コンパクトにまとめる機能を持った機種もあるので、必要によって選ぶと良いでしょう。デスクトップPC最大のメリットに、部品の追加や交換による機能拡張がありますが、一体型PCではほとんどできないのが普通です。