ドライブ文字をコマンドやバッチで変更する

ドライブ文字(ドライブレター:Windows起動ドライブのc:など)は、スタートボタンを右クリックして起動する「ディスクの管理」を用いてGUIで設定可能ですが、コマンドだけで設定したい場合もあるでしょう。

もちろん、コマンドのみを用いてドライブ文字を変更することは可能です。ただし、コマンドを使用する目的は、単にキーボードのみで設定することではなく、ドライブ文字を変更するスクリプトを作成して、ダブルクリック一発で実行したり、起動時に自動実行することでしょう。

まず、キーボードを用いて手動でドライブ文字を変更する方法をご紹介します。まず、「コマンド プロンプト」や「Windows Terminal」を開いて「diskpart」と入力します。ユーザ アカウント制御により「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と出ますので、「はい」を選ぶとdiskpartが起動します。コマンドとその解説は以下のようになります。

list volume
select volume <volume番号>
assign letter <ドライブ文字>

list volumeでボリュームの一覧を表示できます。ドライブ文字がついていない領域も表示されます。ドライブ文字をつけたいボリュームをselect volumeで選択します。assign letterでドライブ文字を付与します。

バッチ処理でdiskpartを実行する方法

diskpartを起動してからコマンド入力しているのでバッチ処理は単純には行えませんが、バッチ処理を実行するための仕組みは用意されています。難しいものではなく、diskpartのコマンドを格納したテキストファイルを用意し、以下のようなコマンドまたは、それを格納したバッチファイルを実行するだけです。

diskpart /s <diskpartコマンドの入ったファイルのパス付きファイル名>

パス付きのファイル名にすることに気をつけてください。

また、このときでもユーザ アカウント制御が出ます。ただし、タスクスケジューラを用いて「最上位の特権で実行する(I)」と設定してする場合はユーザ アカウント制御は表示されません。

diskpart /s …が書かれたバッチファイルを「管理者として実行(A)」により実行しても、バッチファイルに対してショートカットを作りプロパティの中にある「管理者として実行」を有効にして実行しても同様です。

タブを開いたり閉じたりするショートカットキー

現在では、複数のファイルやサイトを同時に開きながら素早く切り替えることができるタブ機能が様々なソフトに搭載されており、定番のショートカットキーが割り当てられています。なお、ここで取り上げるタブはMicrosoft Officeなどでメニューの代わりに搭載されているリボンのタブではなく、Chromeなどのタブを意味しています。

タブを新しく開く場合は、Internet Explorer、Edge、Chrome、Firefoxなど、ほとんどのブラウザでは、Ctrl+Tキーとなっています。

ブラウザのタブを閉じる場合には、Ctrl+Wキーで、タブがない場合にはブラウザ自体が終了します。Microsoft OfficeではCtrl+Wキーでファイルを閉じることができます。ただし、閉じるファイルがなくなった場合は、ブラウザと異なりソフト自体が終了することはありません。Excelに登場するタブは、ファイル内に複数持つことができるワークシートに対応したものであり、ワークシートが存在する限り消すことはできません。Accessでは、テーブルやクエリなど様々な要素が開くと、タブとして表示されますが、これもCtrl+Wキーで閉じることができます。

ソフト Ctrl+T Ctrl+PageDown Ctrl+Tab Ctrl+PageUp Ctrl+W
Google Chrome 新しいタブを開く 次のタブ 次のタブ 前のタブ タブを閉じる(終了可能)
Microsoft Edge 新しいタブを開く 次のタブ 次のタブ 前のタブ タブを閉じる(終了可能)
Microsoft Internet Explorer 新しいタブを開く 次のタブ タブを閉じる(終了可能)
Mozilla Firefox 新しいタブを開く 次のタブ 次のタブ 前のタブ タブを閉じる(終了可能)
Microsoft Excel 2016 テーブルの作成 次のタブ 次のファイル 前のタブ ファイルを閉じる
Microsoft Access 2016 タブを閉じる ファイルを閉じる
Adobe Photoshop CS6 次のファイル ファイルを閉じる