中型ノートPC - パソコンの種類

重量が1.4kgより大きいノートPCです。画面サイズは13から15型で、性能は低めから超高性能まで多彩です。個人の利用では、持ち歩くことがなければ、通常このカテゴリが選ばれるでしょう。有名な機種としては、アップルの15インチMacBook Proなどが挙げられます。

長所としては、

  • 性能、機能がそこそこ以上ある。
  • 画面がそこそこ大きい。
  • インタフェースが豊富である。
  • コストパフォーマンスが高い。
  • 移動できる。

などが挙げられます。サイズの余裕は、持ち運び以外に対してなら、多くのメリットをもたらします。安価なものを選んでもそれなりの性能があります。ノートPCで徹底的に高性能を追求した製品もこのカテゴリにあります。モバイルノートPCでは省略されがちなUSBやVGAなどのインタフェースも本体に搭載されています。画面も大きなものになります。その結果、コストパフォーマンスも高めです。持ち運びには適しませんが、デスクトップPCのように様々な外部機器との接続を外す必要もなく、重量やサイズ的にも部屋や建物の中を移動させるくらいなら問題ありません。

短所としては、

  • モバイルに不向き。
  • 非常に本格的な用途には物足りない。

などが挙げられます。大きめのサイズと重量のせいで、モバイル用途には向きません。また、性能や機能にゆとりがあると言っても、ビデオ編集や3D動画の作成のような本格的な用途では足りない部分が出てきます。ビデオ編集なら大容量のストレージや20型のような大型の画面などが必要になるでしょう。3D動画の作成なら、それらに加えて3Dに強いGPUなどが必要となり、超ハイエンドのノートPCでないと手に負えなくなる場合もあります。そうなってくると、拡張性の高いデスクトップPCを選ぶ方が良いでしょう。

小型デスクトップPC - パソコンの種類

弁当箱サイズ程度の机に設置して使用するPCです。画面やキーボードは内蔵しておらず、1kg程度と軽量です。本サイトでご紹介するカテゴリの中でも比較的マイナーな存在で、メーカーのラインナップも多くはなく、安価で中くらいの性能という扱いがほとんどです。有名な機種としては、アップルのMac miniくらいしかありません。

長所としては、

  • 安価である。
  • デスクトップにしては小さい。
  • そこそこ以上の性能である。
  • ディスプレイやキーボードを選べる。

などが挙げられます。ディスプレイなどを内蔵していないので安価なものが多くなっています。デスクトップPCの中では特に小型なので、場所を取らず設置場所の自由度も高くなります。小さくはあるのですが、モバイルノートPCのようにバッテリ駆動時間などを気にする必要がないこと、どちらかというと玄人向けであることなどから、中くらいの性能以上のものが多くなっています。ディスプレイやキーボードが内蔵されていないのは一見欠点にも見えますが、機器選択の自由度が高いという見方もできます。例えば、動画編集で30型のディスプレイが必要な場合や既存の機器を活用したい場合などにはむしろ有効です。

短所としては、

  • ディスプレイやキーボードがない。
  • 移動させるのが難しい。
  • 高性能なものが少ない。

などが挙げられます。ノートPCのようなものが必要な場合には適しません。ただし、外見から明らかにわかることなので、誤って選ぶことはないでしょう。また、外付けディスプレイやキーボードが必要なので、持ち運んだり移動したりすることは困難です。小型であるため、性能、機能を盛り込みにくく、拡張性も乏しくなっています。モバイルノートのように売れ筋カテゴリでないためか、高性能をがんばって盛り込んだりすることもほぼありません。業界の傾向として、デスクトップPCで高性能を目指す場合は、フルタワーPCなどの大型の筐体を用いて、徹底的に高性能を目指す傾向が強いので、小型デスクトップで目立って高性能なものはほとんどありません。